11/29(木) 20:43配信
Web東奥
青森市は29日、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」裏の遊歩道沿いに設置している雪だるま型の和紙灯籠23個が壊されているのが見つかったと発表した。灯籠は30日から青森駅周辺で始まるライトアップイベント「あおもり灯(あか)りと紙のページェント」のために市内の小学生が手作りした。
壊されたのは、今月23、24日に開かれたワークショップで小学生が製作した灯籠。29日午前9時ごろ、通行人から、ライトアップイベントの運営を担当するNPO法人・あおもりみなとクラブに連絡があり、灯籠が足で踏みつけたようにつぶれているのを職員が確認した。
イベントを主催する「雪だ!灯りだ!芸術だ!あおもり冬のワンダーランド実行委員会」は、同日付で青森署に被害届を提出。同署は器物損壊事件として捜査している。
ライトアップは今年で9回目。30日〜2月11日まで、青森駅周辺のベイエリアや新町通りなどに灯籠を計750個飾り、夜間に点灯する。ワ・ラッセ以外で被害は確認されていない。
あおもりみなとクラブの田村隆文事業部長は「いよいよイベントが始まるというときに壊されてしまい、憤りしかない。楽しみにしていた子どもたちに申し訳なく思う」と話した。
あおもりみなとクラブは近く、壊された灯籠を作った子どもたちを対象にワークショップを再度開くなどし、新たに作り直す機会を設けたいとしている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181129-00000007-webtoo-l02